国政に翻弄される地方議員
区議会議員の中には早速と言っては何ですが機を見るに敏な行動が。たちあがれ日本に、日本創新党に、そしてみんなの党に……。なぜこれほどまでに国政政党の動きに振り回されるのでしょうか。いくつか理由はあるのでしょう。ひとつは都政、国政へのステップ、もしかしたら区長かも知れません。そして選挙の時に政党をバックにしていた方が有利といった判りやすいこともあります。もう一つは都政、国政とのパイプがなければ政策が実現しにくいと言うものです。でもその理屈に正当性があるとしても地方議会の役割、自治体議員の使命を考えた時、再度その存在そのものを見つめ直している自分がいます。地方自治、住民主権がさかんに言われる昨今ですが一番身近な区役所、議会（議員）が住民主体の存在かどうかというシンプルな疑問です。
私自身は民主党の海江田万里議員とは日本新党の頃より、またみんなの党の川田龍平議員とは彼のお母様が以前、参議院議員をされていた頃よりの知古を得ております。したがって国政によって左右しかねない問題についてはご相談することもあります。（また消費者団体を通して特に消費者、環境関連省庁への意見開陳等のルートもあり必要に応じて利用しています）
したがって地方自治体議員を全うしようとするなら現況の議会の有り様の中では政党に入ることによって得るものより失うものの方が大きいと私は考えています。
